最近Uber Eats を始めた僕ですが、配達パートナーとして稼働していると本当に色んな場面に出くわします。
今回は……
【実体無き店舗】ゴースト・レストラン
に初遭遇したことを書いていきたいと思います……。
これがゴーストレストラン……?
――あれは、僕がUber Eats の配達パートナーとして稼働を始めて……たしか、二回目くらいの時だったと思います。
その日も「〇〇チキン」という店から配達依頼が入り、ドライバーアプリ上に表示される店へとピックアップ(商品を受け取りに行くこと)に向かいました。
実はその店の名前と住所はUber Eats の注文アプリで見たことがあり、「あの店か」と、内心ホッとしたのを覚えています。
……ただ、僕はこの地域に十年以上住んでいますが、その店を見たことがありませんでした。
まあ、外食もほとんどしなければ近所を散歩したりするタイプもないので、見落としていただけだと……その時は何も思いませんでした。
しかし。
アプリ上に表示されている場所に着き、辺りを見回してみても……そこに「○○チキン」は無かったのです。
たとえば、注文者の住所がピンずれ(アプリ上ではピンの様なアイコンが目的地に表示されますが、これがずれている事を言います)することはありますが、店舗住所でそういったことは聞いたことがありません。
仮にずれていたとしても、飲食店なら少し探せば見つかるはずです。
それがどこにも見当たらないのです。
ピンの位置には複数の店舗が入った商業ビルがあるだけで、入り口の「1F○○」といったフロア案内を見ても、どの階にも「○○チキン」はありませんでした。
いよいよ焦り始めましたが、こういう時は落ち着いて情報を確認する方が良い――というのは、少ないUber Eats 活動のなかでも学んでいました。
店舗情報には配達パートナーへの注意点が書かれていることがあります。
・「配達バッグを背負ったまま入店しないでください」
・「ピックアップは裏口からお願いします」
といった感じにです。
そこを確認してみると……
「商品の受け渡しはビッグエコーのカウンターからとなります」
と記載されていたのです。
そこの住所にあった商業ビルにはビッグエコーが入っていましたし、「これがゴーストレストランか!」と全てが繋がりました。
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その後、無事に商品を受け取ることが出来ましたが、この体験は忘れられないものとなりました。
「ゴーストレストラン」というものを事前に知っていたので良かったものの、知らなかったことを考えると……背筋が凍る思いです。
世界には僕らの知らないことがまだまだあります。
――あなたがUber Eats で注文したその料理も、もしかするとゴーストレストランが提供している物……なのかもしれません。
ゴーストレストラン 解説
……で、結局「ゴーストレストラン」とは何なのか?
ここからはゴーストレストランについて解説していこうと思います。
上の実体験でも書いたように
のような特徴があります。
居酒屋のキッチンを昼だけ間借りしているラーメン店やカレー屋を聞いたことがないでしょうか。ゴーストレストランは、そういった営業形態に似ています。
ただし、あくまで料理を作っているのは同一人物であり、ネット上の店舗名とメニューがそれぞれ存在しているのです。
またゴーストレストランは「ゴーストレストラン○○」と表記されませんので、注文者が気付くことはほぼないでしょう。
他に僕が遭遇したゴーストレストランは、看板は「とんかつ屋」なのに受け取りに行った時は「まぜそば」や「カレー」を提供していました。
ゴーストレストランはこれからも増える?
このゴーストレストランへの捉え方は人それぞれでしょうが、僕としては効率が良いというか……頭の良いやり方だなって思いました。
今回はUber Eats での話を書きましたが、ゴーストレストランはUber Eats 限定のものではありません。
新型コロナによる営業時間の短縮等の影響に加え、フードデリバリーサービスが数多くある今、このような「実体無き店舗」はこれからも増えてくると考えられます。
配達パートナーとして稼働していると本当に色んなことが起こります。
また何かあればブログで報告していきたいと思いますので、これからも読みに来てくれたら嬉しいです!
以上、ゴーストレストランについて……でした!
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