「めんどくさがりなきみのための文章教室」を読んでみよう!

 小説家になりたい。

 ……そんな夢を、漠然と抱いていた時期がありました。実際に書いてみて、それを賞に応募してみたりもしました。結果は、まぁ、お察しください(笑)。

 そんな時に常に思っていたことが「上手い文章を書きたい」というものでした。人を感動させるような、名言と呼ばれるような、いつまでも心の中に残るような……そんな文章が書けたらどれだけ良いだろう、と。

 けれども、上手い文章というのはそういったものだけではありません。ブログを始めてみて「分かりやすい文章」「人に伝わる文章」もそこに含まれることを痛感しています。

 ここで考えてみてほしいのは、「それって誰にでも重要なのでは?」ってことです。

 読書感想文、日記、小論文、大学のレポート、仕事のメール、SNS……等々。もはや生きること=文章を書くことと言っても過言ではありません。書きたくなくても書かなきゃいけない場面の連続でしょう。

 そんな時、これを読んでくれているアナタも「上手な文章を書きたい」と思うかもしれません。

 今回はそんな悩みを解決してくれる、非常にオススメの本を紹介します。難しい本ではないので、読書が苦手な人にもオススメですよ!

めんどくさがりなきみのための文章教室

表紙
裏表紙
  • 発売日:2020/03/06頃
  • 著者/編集:はやみねかおる
  • 出版社:飛鳥新社
  • 発行形態:単行本
  • ページ数:256p
  • 必要読書レベル:☆
読書レベル☆は、絵本またはコミックが読めれば問題ないレベルです。※独断と偏見で決めているので気にしなくても大丈夫です

きっかけ

 最初に書いたように、「上手い文章が書きたい」というのがきっかけでした。ただ、文章に関する本というのはたくさんあり、このような本はどんな物でも読みたいんですね。その中で決め手になったのが、はやみねかおる先生です。

 ご存知の方も多いはずですが、はやみねかおる先生と言ったら今なお第一線で活躍する❝児童書作家❞です。今なおと書いたのは、僕が小学生の頃から知っている作家さんだからです!小学生だったのは約20年前です

 主に親しんだのは「名探偵夢水清志郎事件簿ノート」シリーズでした。教室の本棚に置いてあって朝の読書時間に読んでいたことは今でも覚えています。

 そんなはやみねかおる先生が、「読むだけで文章が上手くなる小説」を出したんですよ?読むしかないです!

内容

 既に書いてしまいましたが、この本は登場人物の会話を読み進めていく小説形式になっています。これが最大の特長です。

 小説形式と書きはしましたが、難しい表現は一切なく、ほぼ登場人物の会話を読み進めていくのみのやさしいものになっています。作中登場するキャラクターは……

 主人公の「文岡 健」……中学二年生。作文が苦手。

 しゃべる猫の「マ・ダナイ……10万回生きた猫。健の作文を手伝うのを条件に拾われた。

 この❝一人と一匹❞で成り立っています。

 健くんの「作文がうまく書けない」という悩みに対し、ダナイがアドバイスしていきます。そのアドバイスがそのまま読者である僕たちへのアドバイスとなります。

 これだけだと「そんなことで本当に文章が上手く書けるようになるのか?」と思うかもしれませんが、心配ありません。簡単にして単純ですが、❝文章作成❞の基本テクニックが凝縮されています。

 そもそも、はやみね先生は「児童書作家」です。小学生~中学生を対象とした物語を書いているということですよね?だからこそ理解しやすいということなんですよ!

 小さな子どもを相手にしているということは、分かりやすさが何より大事だと思うんです。難しい表現は出来ない。その上で面白くて自分が伝えたいことを書く。これはとても大変なことなんです。

 本書での「(はやみね先生が)伝えたいこと=上手な文章は誰にでも書けるということ」だと考えると、どんなに「本が苦手」「作文が書けない」って人でも何だかやれそうな気がしてきませんか?

 はじまりの一冊としては本当にオススメです。小説として読むのもよし。文章を上手に書く参考書として読むのもよし。そして後半には小説の書き方」すら載せてくれていますので、一石三鳥くらいの効果があります。

最も参考になったところ

 とはいえ、「文章はこれまでにたくさん書いてきたし、今さら基本的なことを教えられても……」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 上手い下手は関係なく、これまでに感想文やレポート……ましてや小説を書いたことがある人は、ある程度は文章作成の基礎というものは出来ていると思います。

 そんな人にもこの本をオススメする理由は

  • 「表現力がある人」がこっそりやっていること
  • 語彙力の増やし方
  • 「読点(、←これ)」1つで文章は別モノになる

 といったことを教えてくれているからなんですね。

 読点についてはあまり考えずに使ってしまう人も多いのではないのでしょうか?これを知るだけでも価値があるはずです。

 僕個人としては「表現力がある人がこっそりやっていること」はとても勉強になりました。特に、自分の気持ちをうまく文章に出来ないときは「記号にしてから文章にすると、なぜか伝わる」というのは目からウロコというか、思いつきもしなかった方法でした。

 このように、はやみね先生自身も行っているであろう技術も掲載されていますので、中級者の方でも得られるものは多いと思います。

まとめ

 生きていく上で文章を書くことは避けられません。それを踏まえてここまで書いてきましたが、いかがでしたか?

 少しでも「何かを書く」という行為に関心を持っていただけたのなら、とても嬉しいです。

 何事にもいえることかもしれませんが、テクニックを学ばないと上達するのは難しいです。文章も同じで、基本のテクニックを知らなければどうしても見栄えの悪い下手な文章となってしまいます。

 しかし、考え方を変えると「テクニックさえ学べば上手くなれる」ともいえるかもしれません。小説家のような『文章のプロ』だって、まずはここからスタートしているはずです。そこから個性ある文章も生まれてくるのではないでしょうか。

 世の中に文章教室というような、文章術に関して教えてくれる書籍は多くあります。その中でも今回紹介した「めんどくさがりなきみのための文章教室」はどんなに文章が下手だと思っている人にもオススメしたい一冊でした。

 僕もブログを始めて、これまで以上に文章を書く姿勢と意識が変わりました。もっともっとわかりやすく伝わりやすい文章を書くためにも、文章教室・文章術に関する本は読んでいきますので、その都度紹介していきたいと思います!

 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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