いきなりですけど、最近「本」を読んでいますか?
電子書籍でもよいのですが、「紙」の本にしましょうか。読書、していますか?最後に購入した本が何か覚えているでしょうか。
「出版業界・本屋」そして「紙媒体の本」が苦境に立たされていると言われ始めて随分経ちました。僕の感覚からすれば、これらの立場はさらに酷くなっていると思います。
この流れはもはやどうにもならないでしょう。
しかし!
しかし、ですよ!(笑)
読書の価値はこれまで以上に高まっているとも感じるのです。
今回は「本」のこと——そして、こんな時代だからこそ「読書」をすることが重要なのだということを書いていきたいと思います!
※かなり長くなってしまいました。暇つぶしのおともにしていただければ嬉しいです。
これからブログでやっていきたいこと
前の記事にも書いたのですが、ここまでのブログの内容は「僕自身の自己紹介」の様なもので本当の目的は別にあったんですね。
個人的には「本の紹介」や「書評サイト」みたいなものを目指したいたいなぁって漠然と考えています。もちろんサイト名にもあるようにゲームに関しても書いていけたらとも思っています。
きっかけ
話はそれるんですけど、僕の仕事について少しだけ書かせてください。
詳細は書けないのですが、僕は本を毎日何百冊と見たり触ったりすることができる仕事をしているんですね。社員とかでなくバイトですよ。退職してからやっているので6年くらいは続けてます。
本が好きだから始めて本が好きだから続いているんですけど、毎日たくさんの本を見ている内に気付いたことがあるんです。
断っておきますが本の中身は見れないですからね(笑)。商品ですし、そんな暇も無いので。
でもタイトルや帯(本の下半分にくっついていたりするあの細い紙です)とかは目に入るんです。
特にそれまで気にしたことが無かったんですが、例えば「自己肯定感を高めるために」「気楽な生き方」「気持ちを強くする方法」みたいな本が大量にあるんですよ。そしてそれはたくさんの人に注文されているということでもあります。
この本のタイトル、僕の考え方に似てない?
実際どんなタイトルかは覚えてはいないんですが、僕が退職してからこれまでにゲームで得た知識や、独りで悩んで出した考え方・答えみたいなものがタイトルや帯に書かれているんです。もちろん全く一緒ってわけではありませんが……驚いたんですよね。
これまでに紹介した僕の考え方(人生はゲーム・怒らない・残業しない・答えの出ないことは考えない等)は、どれもこれも僕だけにしか通用しないと思っていたんです。僕だけが辿り着いた僕だけの人生観や生き方なんだ、って思っていたんです。
でも、そうじゃなかった。僕は一人で考えて自分なりの答えを出せましたが、世の中の多くの人はそうではないのでは?だからこういう本がたくさん出ているのでは?そう考えると同時に、「もしかすると、僕のこれまでの経験や考え方は誰かの役に立てるんじゃないか?」と、そう思ったんです。
読書をしてみよう!
これがブログを始めようと思った最初のきっかけでした。
なので、まずは僕のことについて色々書いてきました。これは「僕の考え方」を知っておいてほしかったからです。もしもこのブログ自体をこの記事で知ったという方は、お時間あれば昔の記事も読んでいただければ嬉しいです。
そして、ついに……というか、いよいよ読書について書いていこうと思っています!(笑)
読書が苦手でもいい
だから、まあ……「本を読もうよ!」ってブログを作っていきたいなって話なのですけど……読書ってしてます?(笑)
イメージ的には本を読む機会って減ってますよね。時間が無いし、ネットも普及してYouTube等を視聴している時間の方が多かったり。
普段から本を読んでいる人にとってはあまり無い感覚かもしれませんけど、「読書って堅苦しい」感じありませんか?
僕はそう思ってました(笑)
本を読むこと自体は子どもの頃から好きでしたけど、ゲームしている方が好きだったし読まない時期とかもありましたから。
例えば文豪ですよね。教科書とかに載っているので誰でも目にしたことはあると思いますけど、読む気起こらないですよね?(笑)
みんな当たり前のように「夏目漱石いいよ、芥川に太宰に……」って薦めてくるじゃないですか?実際に読んでみようと本を開いたら文字ギッチギチ!昔の文章だから何を書いているか分からない、結果・面白くない!
ってなったんですよ僕は(笑)。もしもこれが初めての読書の入り口だとしたら、それ以降「読書ってつまらないな」ってなる人がいてもおかしくないと思うんです。
もったいないんですよね、それは。
矛盾している感じしますけど、僕はもともと読書は好きでしたから。ライトノベルとかずっと読んでいましたので、読書の楽しさ・面白さは分かっていましたし。
それが無い人はちょっとキツイですよ。ギッチギチの文豪は。本嫌いになっちゃいますよ。
つまり、それが普通なんです。興味の無い本を強制されたり、無理して読もうとするのはいくら読書好きでもキツイんですよ。
読書のハードルを上げない
最近気づいたことなんですが、読書のハードルは上げない方が良いんですよね。さきほども書いたように「読みたくない・興味が湧かない本は読まなくていい」のではないでしょうか。これは読書以外でもそうで、「興味のない事はしない方が良い」と思うんです。
そうすれば本の種類はかなり絞られてくるはずです。そして興味のあることっていうのは、勉強も読書も同じで楽しいんですよね。
読書レベルは上げる
読書がつまらない理由の一つとしては、読書レベルが低いっていうのがあります。ゲームだとしたら、レベル1でラスボスと戦うみたいなものでしょうか。
無茶ですよね?
例えば僕が「文豪の小説が面白くない」と思ったのは、まだレベルが低いからなんですよね。これからもっとたくさんの本を読んでいけば、おそらく「面白い!」と思う時が来ると思うんです。実際に最近太宰治全集を読んでみたんですけど、以前読んだ時より面白かったですからね。
その理由は、知識がついたからなんです。誰でも経験あると思うんですが、昔は出来なかったことが出来たり解けなかった問題がスラっと解けてしまったり。
だから、「面白くない≠一生面白くない」なんです。読書レベルを上げるには簡単な本を読んでいって、徐々に難しそうって思う本に挑戦していけば良いと思います。
極端な話、絵本とかから読み始めても良いと思うんです。小説ならライトノベルとか。この辺りは「文字を読む」ことに慣れるにはとてもよいですよ。
え?そこまでして本なんて読みたくない?
もちろん強制なんて出来ません。ただ、後述するのですが読書を薦める大きな理由は、絶対にこれから必要になるからなんです。
今、読書をする理由
日本全体で本を読む機会って減っていますよね。電車の中やどこでも皆スマホを手にしているイメージありません?
もしくは、本を読むことって侮られてませんか?
「いやスマホあるし(笑)」「ネットで十分だし(笑)」「読書て(笑)」
……僕の勝手なイメージですけどね(笑)。
最近よく思うんですけど、読書の価値って下がっているように見えてむしろ上がってるんじゃないか、って。
最高の自己投資になりうる
読書を薦める最大の理由が「自己投資」です。
結論から先に書いておくと、これからの時代は「組織の中で何をやるか」よりも「個人で何が出来るか」っていう考え方が重要になる気がするんですよ。まあ、ほぼそうなると確信しているんですけど。
そのためにはやはり知識は必要になるわけです。その最初のとっかかりとして読書はとても良いと思います。
ただ、本の種類は吟味した方が良いです。僕は漫画も読書の内に入ると考えていますが、これはあまり自己投資にはならないとも思っています。
読書を自己投資と呼ぶためには、どうしても「アウトプット」をしなければならないからです。アウトプットっていうのは、たとえば……「感想を言う」とか、「本で得た知識を実践してみる」とか。「読書=インプット」で、インプットだけで終わったらあまり知識とはならないと思うんですよね。
漫画の場合はもう「自分で絵を描く・漫画を描く」までいかないと自己投資にはならないんじゃないでしょうか。これはかなりハードル高いですよね。逆を言えば絵を描くのが好きで、漫画を読んで好きなシーンを描いてみて、それをSNSやpixiv等に投稿してみれば、最高の自己投資になりそうですよね。これは小説でも同じことが言えます。
なので、まずは自分が不思議に思っていることや勉強したいジャンルの読書をしてみてはいかがでしょうか。特におすすめなのは「料理本」ですね(笑)。自炊してみようかなって考えている人、レシピを増やしたい人は一度読んでみて欲しいです。クックパッド等では得られないものがたくさんあると思いますし、実際に作ってみれば立派なアウトプットですものね。
どこでも出来る
読書は場所を選ばないじゃないですか。電車の中・勤務先・カフェ・家・お風呂……と、どこでも出来ますよね?
これからの時代は「スキマ時間をどう上手く使うか」というのも重要になってくるはずです。
「読書をする時間なんて無い」って思っていても、案外あるものですよ。僕も以前は電車の中ではスマホばかりいじっていましたが、今は本を読むことが多くなっています。よくよく考えてみてほしいんですけど、スマホを触っている時間って、結構無駄なこと多くないです(笑)?僕はそう思っていたので、すんなり止めることができました。
あまりお金がかからない
これもかなりポイント高いですよね。「自己投資」というからにはある程度のお金はかかります。最終的にそれ以上の何かを手に入れる・成長するというのが目的ですから。
読書以外の自己投資って何が思い浮かびますか?ジムとか塾とか料理教室とか……色々あるでしょうが、結構お金かかりそうですよね。
もちろんお金がかかるぶん成長する幅も大きいと思います。でも、「つまらないな」「もうやめたいな」となる可能性もありますよね?使った時間とお金を考えると、まあまあ痛手になるかもしれません。
なら読書は?
つまらなくても大体数百円から二千円程度ですよね(学術的なものになるとその倍以上はしますが……)。メルカリなどをやっている人ならそこに出品して売れればもっと抑えられるでしょうし、もしも数百円の本で今後の人生に大きな影響を与えるようなことがあれば、その価値は何倍にも膨れ上がりますよ。
まあ……図書館などを利用したら元手0円ですからね(笑)。
本の価値は今も昔も変わらない
(読書の重要性を書くのにこういうのを引き合いに出すのは少し嫌なのですけど)大企業の社長も読書をしているんですよね。もちろん趣味で楽しんでいる方もいれば、自己投資で読んでいる人も多いはずです。
何故なら、価値があるからですよね。
大切なことって普遍的なものじゃないですか。そういった知識や教えは大昔も今も変わらないんです。
「孫氏の兵法」「菜根譚」「聖書」——まだまだあるでしょうが、これらは今でも読み継がれています。それだけ大事なことがここに詰め込まれていて、それは現代にも通用するからですよね。
社長や投資家の人達は先人たちの残した知識や教えをとても重視します。彼らが特別だから……ではなく、そのように知識を吸収し続けてきたからこそ特別になれたんです。
特別になろうなんて言いませんが、僕やあなただってその領域に踏み入ることは可能なんですよ。そうすれば見える景色も考え方も変わってくるかもしれません。
YouTubeではだめなのか?
これは「知識を得るための手段」の話になるんですけど、そのためにネットを利用するのはとても良いです。というか、使わない手はありません。
「YouTubeとGoogleは知識の泉」って前にも書いたくらいですし(笑)。
伝えたいのは
YouTubeのみ利用して、読書をしないのは危ない!
ってことなんですよね。
YouTubeってめちゃくちゃ分かりやすいじゃないですか?チャンネル数や再生数を重視しているので、凄く丁寧に編集されていたり……視ていて面白いですよね。
それが危うく感じるんです。
面白くて・丁寧で・分かりやすいユーチューバーがいたらどう思いますか?ファンになったりしません?
「この人が言うんだからそうなんだろうな」ってなっちゃうんですよね。悪い言い方をすれば洗脳みたいな状態でしょうか。
それ以外にもYouTubeは映像じゃないですか。音・声・イラスト・音楽・効果音、とても多くの情報を処理しながら視聴します。こうなると視野はかなり狭くなると思いませんか?
結果、そのユーチューバーの言う事を信じきっちゃう(そうなる可能性が高い)というわけです。
これは実際に僕が経験したことなんですが、とても勉強になる動画を上げている方がいて、その人の動画でたくさん学ばせてもらったんですよ。ただ、コメント欄を見たら……なんていうか、信者みたいなコメントが目立ってみえたんです。
ユーチューバーとファンの方、どちらが悪いとかではなくて僕自身の問題なんですが、それがとても気持ち悪く感じたんです。
そのユーチューバーさんは「全部信じたらダメ・もちろん僕のことも疑わないとダメですよ」とも言ってくれてたので自分の気持ちに従えたんだとも思います。特にお金や投資の動画を上げていてこれを言える人はある程度信用して良いとは感じますが……。
この感情ってとても重要で、ネットはその情報が嘘か本当か見極めるのが難しいんですよね。「この動画で話していることをやったら○○万円儲かりました!ありがとうございます!」ってコメントがあったら、自分もやってみようってなりません?もうその方向しか見えなくないです?僕がお金好きだからです?(笑)
でも、このコメントを書いている人がサクラ(ユーチューバーと裏では繋がっていて嘘を書いている人)の可能性もあるわけです。
あくまで可能性の話で、本当はそんなこと無いのかもしれませんけど……分からないですよね(笑)。
読書はどうか?
ここで再び読書について考えてみましょう。
YouTubeと違って読書って、良くも悪くも自分と作者の一対一のやり取りになると思うんですよ。文章の向こうに作者がいてそこに自分もいて。
基本的には文章を読むだけですから、わかりにくかったり難しいと感じることは多々あります。けれど落ち着いて向き合えるぶん、視野は広めにとれると思うんです。
自分で考えられる時間が動画よりも多いというか、動画と比べてスピードが遅いのでゆっくり思考できるというか。人によってはデメリットにもなりそうですがその場合は動画でOKですし、逆に動画が合わないなら読書という具合に分ければいいだけです。
もう一度書きますが、使えるものは何でも使って良いんですよね。
最後に
かなり長くなりましたが、伝えたかったのは
これからは知識を進んで得ようとする人じゃないと生きていけない!
ってことなんですよ。
生きていけないというか……生きていくのがしんどくなるとは思っています。
僕みたいなのがこんなこと書くのはおこがましい話なんですけど、このままだと日本はヤバい気がしてならないんです。
経済とか政治とかそういう話でなく、もっと身近なところの話です。
物質的に豊かになって、色んなことが便利になって、それゆえに自分の考えを持っている人が少なくなった気がしてならないんです。
読書で知識を取り入れていくことを薦める理由の一つは、視野を常に広げておきたいからです。色々な考えがあって当然なのに、自分の考えが無い人・何も考えなくなった人は、自分が一番正しいと思っている節があります。
こう考え始めたのは「日本人の読解力が低下している」というニュースを見てからでした。当初は読解力が下がっても表現力や芸術的な能力は上がっているだろうと、そう思って楽観視してました。
実際インスタグラムやスマホの普及によって、それらは向上しているとも感じています。
でも読解力って、言い方変えたら「自分で考える力」ですよね?そう当てはめてみると、現状かなりヤバい気持ちになったんです。
それにも理由があって。
有給とかで平日休んだりしてるんですが、そのお昼にTVを観ているとどこもワイドショーというんでしょうか?似ている番組ばかりなんですよ。大抵は芸能人の不倫とか謝罪会見とかを凄く真剣な顔で芸能人の方が話しているんです。
「こんなもん毎日観ていたら馬鹿になる」
マジでそう思いました(笑)。何が面白いのか分からないですけど、一定の層に人気があるからああいう番組ばかりになるんですよね?
僕はたくさん嫌な経験やしんどい思いをしてここまで来ました。その中で自分自身の考えや思想みたいなものを手に入れることが出来、いつの間にか僕の中でとても強い芯になっていたんです。それがあればとてもじゃないですけど、ああいう番組おもしろいなんて思えないですよ。
だって自分と関係ないんですよ(笑)?
これからは無駄なことに費やす時間は僕らにはありません。どんどん知識を取り入れて更新していかなければなりません。
要はそれが出来れば読書以外でもなんでも良いとも思います。とにかく、どんな時でも自分の考えを持って、どんな時でもあきらめない気持ちがこれからの時代は必要になってきます。
本はそれを手軽に教えてくれる伝統ある手段です。
僕だってこれからもっともっとたくさん本を読んでいきます!その本をブログで紹介していくので、興味を持ってくれたら嬉しいです!
すいません……めちゃくちゃ長くなりました!
……って、それ書いてれば楽ですよね。もっと短く上手い文章書けるようにがんばります。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメント
記事を読ませていただきました。読書好きの私も、今だからこそ本読もうよ!!同意見です。
自分の成長のため、これからも色々な本を読んでいきます!