「人生はゲームだ」と考え始めてから、いろんなことをゲームとして置き換えるようになりました。
特に「仕事」と「ゲーム」を結び付けたときの「これだ!」感はすごかったので(笑)、今回はそれについて書いていこうと思います!
効率厨とは
「効率厨」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これはいわばゲーム用語で、日常的にゲームをプレイしている人くらいにしか認知されていないと思います。
ここから下の項目で「効率厨」について書いていくのですが、簡単に説明すると「効率」はそのままの意味で、「厨」は蔑称となります(すくなくとも僕はそう捉えています)。
ゲームでは
それでは早速、効率厨について書いていきますね。
この言葉はゲーム用語ですので多く使用されるのは、もちろんゲーム内となります。先にも書いたとおり、「蔑称」なのであまり良い意味ではありません。
うすうす気づいているかもしれませんが、「効率厨」とはすなわち……。
ストーリーだとかプレイヤーの感情だとかは一切無視してどのようにプレイすれば一番早くクリアできるか、もしくは一番早くレベル上げ等出来るかを重視しているプレイヤーのことを言います。※ざっくりとこんな感じだと思ってもらったら結構です。
これだけだとそれほど悪いイメージは付きませんが、効率厨が嫌われる理由は「他のプレイヤーにも同じことを求める」ところにあります。
現在ほとんどのゲームがオンラインに繋いでのものとなっており(スマホゲームも含みます)、プレイヤーの数だけ遊び方はあるのです。そのなかで「なんでそんなことしてんの?こうしたほうが早いだろ」と言われたら腹も立ちますし、協力してボスを倒すようなゲームだと文句まで言われることもあります。
ゲームをしない人であれば、映画のDVDを一緒に観る際に自分としてはワンシーン・セリフ・間……等をじっくりと堪能したいのに「なんでそんなゆっくり観てるの?倍速再生でいいよね」なんて言われたら、イラっとしませんか?(笑)
以上の理由から効率厨は嫌われる傾向にあります。
現実では
おそらく現実の、しかも一般の方の間では効率厨の話なんてまず出ないでしょう。ゲームをする僕自身も、日々の生活の中では意識すらしていませんでした。
ですが、「人生はゲーム」だとしたら効率厨の考え方はそれほど間違っていないのではないかと思い始めたのです。
もちろん、ここまで書いてきたように感情や情緒を無視することは好みではありませんが、それらを排除した場所ではたいへん役に立つと思うんです。
それが「仕事」です。
「さっさと終わらせて、さっさと帰る」が僕の仕事におけるモットーです。これを達成するには、無駄なく効率よくが必須となります。
「効率厨ってこういう考え方なのかな?」と、やっと分かった気がしました(笑)。嫌われる傾向にありますが、彼らもプレイヤーであるかぎり「自分自身にマイナスになることはしない」はずなんですよ。
その名のとおり、効率厨は「効率よく」ゲームを進めています。彼らにとってゲーム内のストーリーやキャラクターの関係はどうでもよいことですが、他のプレイヤー同様に目標は「ゲームのクリア」なんです。
この考え方を仕事に応用すれば良いのでは……その瞬間、「あ、これだぁ!」って思いましたね(笑)。
効率厨に学ぶ!
例えば……「この荷物を(ここから数十キロ先の)倉庫まで運んでおいて」という仕事を頼まれたとします。
いっちばん簡単でシンプルなのは「荷物を持って歩いて向かう」だと思うんです。片手で持てるような荷物ならまだアリかもしれませんが、重たい物だったらかなりきついですよね。
あなたならどうしますか?
次の選択肢は「自転車で運ぶ」。その次は「車で運ぶ」とかでしょうか。
その次は「飛行機で運ぶ」だって良いはずです。
何が言いたいかっていうと、これって全て効率厨の考え方だと思うんです。そうだとしたら効率厨っていうのは、より簡単に・より楽に物事を終わらせようとしているだけなのではないでしょうか。
つまり「効率」というのは、「自分が楽をすること」なんだと自分なりに理解できたんです。
なので、さきほどの仕事の話も効率厨なら「ドローンで運ぶ」という選択肢も出してきますし、もっともっと未来では「瞬間移動装置で倉庫に送る」と言われているかもしれません。
「いいや!この荷物は汗を流し、何時間もかけて自らの手で運んだ方が良いんだ!これが仕事なんだ!」
と言う人がいれば僕はその人とは仲良くはなれません(笑)。何故なら仕事というのは楽ができるなら楽をするべきなんですから。
仕事に関しては効率厨になった僕は、「これ、こうしたらもっと早く終わるんじゃない?」って思ったものがあれば、すぐに実践しました。上手くいかないものもありましたが、大抵は改善されて、よりストレスなく仕事できるようになったと思います。
この考え方で大事なのは「失敗しても良い。それが無駄だと分かるから」で、一番ダメなのは「もっと簡単に効率よくできるはずなのに、思考停止して非効率的な作業を続ける」ことです。
まとめ
いかがでしたか?
ゲーム内では嫌われ者の効率厨でも、現実世界ではその考え方はとても重要なものになると思います。
彼らには悪気はありません。最短・最速でゴールすることが目標なだけなんです。ゲームはやらずとも、どんな仕事にだってこれは通じるはずです。
そして彼らはそのための努力は惜しみません。最新情報・最新機器・最新テクノロジー、こういったものを普段から受信しては自らに反映していっています。
僕はこれまで「大変な思いをする」「疲れる」「睡眠時間を削る」といったものを信奉しすぎていた感じがします。これに囚われている人は多いのではないでしょうか?
まずはそれを疑いましょう。そして楽になりましょう(笑)。そのために効率厨の考えはとても役に立つはずですから。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
誰かの役に立てれば幸いです!
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