僕は小学生の頃から「週刊少年ジャンプ」を愛読しており20年以上が経過しました!
この記事は、自分なりに今週号のジャンプの感想・面白かったオススメ作品について書いたものとなります。
「ジャンプ歴20年」の読者はどんな感想なのか?
「分かる。今週は面白かった!」
「自分はジャンプ歴は浅いけどその感想はおかしい!」
みたいな感じで読んでくれたらうれしいです!
※普通にネタバレOKで書いていますので注意してください
週刊少年ジャンプ47号(2023)のおすすめの作品3選
今週のジャンプのおすすめ作品を3つ紹介。
単純な「面白さ」「今後への展開」などを基準にして選出しています。
あくまで筆者自身の勝手な感想と偏見で選んだものですので、この3作品がジャンプで面白い・勢いがあるというわけではない点は注意してください!
呪術廻戦
急に変なカードが実現しそうで面白かったです。
宿儺から場面は一転して、今週は羂索メインの回に。
序盤は死滅回游のよくわからないルールについて羂索が語ってくれます。ただ、相変わらず何を言っているのか理解を拒むセリフと説明。
あとは黄櫨との会話などが描かれました。
そもそも死滅回游のプレイヤーの記憶の残らなさがヤバいので「黄櫨ってだれ?」って感じで読み進めていました。
今週も面白くないなーと思っていたら、終盤「はーるばる来たぜ函館ーい!」のセリフと共に現れた高羽に全部持っていかれました。
初めこそ冷静な羂索も、自身の攻撃がギャグ漫画のノリよろしく、ほとんど高羽に効いていないのを見てめちゃくちゃ驚いた様子。
それまで五条VS宿儺なんかの対戦を見ていたのに、いきなりラスボス候補とふざけた芸人キャラの対戦カードが実現してその温度差が面白かったです。
これで羂索敗けたら本当に面白いんですけどね(笑)。
逃げ上手の若君
歴史漫画らしさが出ていて良かったです。
斯波との戦いに勝利するも、わずか17歳の斯波が命を賭さなければならない時代を時行は嘆きます。
それに対する北畠顕家の「たとえ産れてすぐに死んだ赤子でも……一生を懸命に生きた命には輝きがある。家長もまた美しく輝き死んだのだ。称えこそすれ、惜しむところなどどこにあろうか」という言葉が沁みました。
今週はそれ以外にも、助けられた泰家の体に残る傷と「命ある限り……我らの勝ちだ。逃げ上手の北条にとって背中の傷などむしろ誉れぞ。なあ時行殿」という泰家のセリフがまた良かったです。
死んだ斯波家長と残された上杉憲顕の描かれ方も「どちらが悪・敵」といった感じではなく、このあたりが歴史漫画らしく格好良かったですね。
後半は足利尊氏の人間離れした描写もあり、ここらへんは作者らしいぶっとんだ感じもあって面白かったです。
暗号学園のいろは
アタマ西尾維新になるわ!
暗号学園からの永久追放を賭け、メタバース暗号学園地下カジノホールで暗号バトルを開始した夕方多夕と縊梨慕。
「エンドレス・クラップス」を用いた、2人の、文字通りの舌戦が繰り広げられました。
エンドレス・クラップスは作中では「要するにしりとり」と説明されていましたが、この2人がするそれはおよそそんな生易しいものではなく、読んでいて「アタマ西尾維新になるわ!」と思ってしまうほどでした。
つまり、複雑すぎて思考を停止してしまいました。
多夕はこういった暗号が得意で、これによりいろはにトラウマを植え付けるほどでしたが、西尾維新が言葉遊びが大好きな作家なので本領発揮といった感じ。
慕はすべてのワードを、多夕への煽りにも似た縛りをつけ心を抉ってきます。
多夕もまた表情ひとつ変えずに言葉を返していきますが、この時点で頭が痛くなっていました。
ただ、本当にヤバかったのはラストの百人一首5・7・5・7・7の31文字で多夕が返したシーン。
「むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆうぐれ」
いうなれば短歌を用いてしりとりを返すようなものなので、慕も異議を唱えますが、夜鳴鶯アンヴァリッドいわく。
「彼女は最初から『あ』『う』『き』『く』『さ』『た』『ち』『つ』『に』『ぬ』『の』『は』『ひ』『ほ』『ま』『む』『め』『も』『ゆ』『ら』『り』『る』『れ』の23音しか使っていません」
……こわ!
それをもって「のちにその和歌を読む」宣言であり暗号だったという点、最後の2人のスコアが同点決着であり、これにより双方の「暗号学園永久追放が回避された」点、それを狙ってやった夕方多夕という何重もの恐ろしさを味わってしまいました。
週刊少年ジャンプ47号(2023)の全体の感想
つまらなかったです。
表紙巻頭カラーは「夜桜さんちの大作戦」、休載は「ONE PIECE」。
本当に尻すぼみになる掲載順で、どの作品もそれほど勢い感じなくて面白くなかったです。
「呪術廻戦」や「僕のヒーローアカデミア」も掲載順は中盤~終盤だったので、それも駄目な要因だったかもしれません。
ただ、今回ばかりはこの順位だからこそ「呪術廻戦」の高羽の面白さが増した気がします。ここに来てお前!?みたいな(笑)。
また、今週はJ金未来杯エントリーNo.4「ZOOKEY!!」が掲載されています。
絵は特徴的で良かったですが、ストーリーは凡。主人公、ヒロイン、敵、どちらも魅力が少なく凡って感じでした。
これにて2023年のJ金未来杯エントリー作品は出そろいましたが、今年は不作でしょうか。
個人的には「カンヴァステラ」かと思いますが、どれが来てもワクワクはしませんね。
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そんな感じの今週号でした!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!Xもやっているので、良ければフォローしてくれると嬉しいです!
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