僕は小学生の頃から「週刊少年ジャンプ」を愛読しており20年以上が経過しました!
この記事は、自分なりに今週号のジャンプの感想・面白かったオススメ作品について書いたものとなります。
「ジャンプ歴20年」の読者はどんな感想なのか?
「分かる。今週は面白かった!」
「自分はジャンプ歴は浅いけどその感想はおかしい!」
みたいな感じで読んでくれたらうれしいです!
※普通にネタバレOKで書いていますので注意してください
週刊少年ジャンプ46号(2024)のおすすめの作品3選
今週のジャンプのおすすめ作品を3つ紹介。
単純な「面白さ」「今後への展開」などを基準にして選出しています。
あくまで筆者自身の勝手な感想と偏見で選んだものですので、この3作品がジャンプで面白い・勢いがあるというわけではない点は注意してください!
あかね噺
主人公にとって大きな分岐点となりそうな話でした。
前話のラストで、師匠・阿良川志ぐまが倒れ、それからのことが描かれた回。
急性の心筋梗塞だったものの一命は取りとめた志ぐま。念のための検査で、同時に咽頭がんも発見されます。
医師からは「治る可能性は高い」と伝えられるものの、「切開した場合は声を失うかもしれない」という言葉が朱音に重くのしかかります。
急いで帰ってきたぐりこに、ここまでの顛末を話した朱音の表情はいくらか和らいだように見えたのですが……。
師匠の着替えを用意し病室に戻ってくると、そこには阿良川一生の姿が。戸惑う間もなく、一生からは衝撃的な言葉が朱音に告げられるのでした。
「志ぐま一門を解体する。阿良川まいけるを除いた弟子4名はそれぞれ後見人が預かる」
「阿良川あかね。お前の後見人は俺だ」
ここまでの話で阿良川一生の実力や性格というのは十分に描かれてきましたので、このまま朱音が一生の所に行った場合、確実に落語家としてのレベルは上がると思います。しかし、因縁深い相手であり、伝えられた場所が場所だけに朱音がすんなり受け入れるとも思えません。
この後の展開は遅れてやってくるぐりこにありそうですが。
一門解体、一生が朱音の後見人と、衝撃なラストにグッと引きつけられました。
ウィッチウォッチ
強めのツッコミとバカみたいな魔法の使い方が面白かったです。
定期的に習い事の試験が与えられる清宮家。今回は以前も登場していた清宮涼華からの「俳句を上手く詠みたい」というものでした。
モリヒトは、その実力を知るためにいくつか彼女が作った俳句を聞くのですが、全てが壊滅的なものでした。
単純に下手というものでなく、”季語の代わりに死語を“、”五・七・五を一応守ろうとはするが興が乗った結果ありえないほどの字余りをする“、”俳句だけにハイな感じに読みあげてしまう“という本人の不器用さとか関係なくなるほどのものだったのです。
この俳句を聞いている最中もモリヒトが絶えずツッコミをしているのですが、常識から逸脱しまくっている分、強めのツッコミとなっていました。
極めつけはニコが「ん――まともな俳句を作る魔法かー」と考えるシーンで間髪入れず「あるわけねえだろ!!」とツッコむところでした。シンプル暴言ですがここまでテンポが良い事と、普段は小さいニコに甘いモリヒトがここまで言うギャップが加わってさらに面白かったです。
最終的には試験を与えるおばあ様の認識を改変する魔法を使用することで乗り切ろうとします。
ここから(無事に)認識が改変されたおばあ様の奇天烈な俳句評がはじまり、涼華の兄であり生徒会長の天流が涼華とおばあ様へのツッコミ役へと変わります。
魔法の使い方がマジでただの悪だくみであること、真面目な天流だけが理不尽な目に遭うというハチャメチャな展開がハマりました。
しのびごと
前作「アメノフル」を思い出した良回。
主人公・ヨダカと同じクラスで向日アオイを護衛する忍者・ヒバリにスポットが当てられた回でした。
ヨダカと違い、本性を隠し完全にクラスに溶け込んでいるヒバリですが、アオイとの距離を一切縮められずにいました。
そこで、唯一アオイと仲の良いヨダカに”人と仲良くする方法”を教えてもらおうとします。
コミュ障のヨダカにそんなもの教えられるはずもなく、逆にアオイに話しかけられるヨダカを見て落ち込む始末。
クラスメイトといくら仲良くなっても意味がない、いざとなれば切り捨てる奴らだ。あくまで任務として今の状況を割り切るヒバリに対し、ヨダカは「ヒバリさんはそんなことできませんよ……忍者は人を守るのが仕事でしょ?」と励まします。
そんな中、クラスメイトから日直が忘れた課題の提出を頼まれ理科室へ向かうヒバリ。しかし理科室は開いておらず、そこに日直の三宅がカギを持って現れます。
前話でヨダカ達の敵であることが判明した三宅。ヒバリが理科室に入った瞬間に背後から襲撃するのでした。
ヨダカにも存在を気取らせないこと、最初の一撃と追撃で自身の不利を把握したヒバリはすぐさま理科室から離れる判断を下すのですが……。
忍びとしてはクールな判断をしつつも、「いざとなれば切り捨てる」とまで言っていたクラスメイトを身を呈して守るアツさがラストに集約されていたのが勢い感じられて良かったです。
前作「アメノフル」が女の子主人公ということもあり、作者的にヒバリを活躍させるのは楽しそうにも見えました。
週刊少年ジャンプ46号(2024)の全体の感想
普通。
表紙巻頭カラーは「カグラバチ」。
中盤以降に面白い作品が集まっていた気がします。大きなマイナス点は「ワンピース」でしたね。
エッグヘッド編でベガパンクのメッセージ、五老星やイム様という作品世界に重要なキャラがわんさか出ていたのに、今はよく分からん昔のデフォオタク巨人に追いかけまわされる話に終始しているんですよ。物足りないだろ!
新しい冒険のはじまりなので、こういうノリも分からなくもないんですが、さすがにそんなことしとる場合なのか?四皇だぞ?展開が遅くて眠くなります。
ただそのくらいしか今週はマイナス点は無かったです。プラス点もそれほど無かったですけど。
○
○
○
また、今週号にはJ金未来杯エントリーNo.2、泉博士先生の「信号オールレッド」が掲載されています。
まだ2作品しか今年の金未来杯は出ていませんが、個人的には今回の作品が受賞すると思いました。むちゃくちゃ面白かったです。
「信号オールレッド」は簡単にいえば「超能力×学園ラブコメ」みたいな作品で、お互い立場の違う主人公とヒロインがなんやかんやする話です。
主人公とヒロインのキャラが立っており、ほとんどこの二人だけで展開されるんですけど気にならなかったし、もっと絡みが見たいなって思いました。
エントリーNo.2でかなりレベルの高い作品が読めて満足でした。
○
○
○
そんな感じの今週号でした!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!X(エックス)もやっているので、良ければフォローしてくれると嬉しいです!
コメント