だんだん寒くなってきて、もう気付けば今年もあと少しって感じですよね。
2020年——おそらく世界中で忘れられない年になるでしょう。
目に見えるところ見えないところ、あらゆる場面・場所で変化が起こり始めた年とも言えます。
この変化を「良い」と捉えるか「悪い」と捉えるのか……。新型コロナによる影響が大きいでしょうが、おそらく、これが無くとも変化はしていったはずです。
その際に、僕たちはどのように生き方を変えていかなければならないのか――そんなことを考えたりしてしまうんですよね。
生き方を変えるっていうのは……これは僕自身の考えなんですが、「自分自身と向き合う」ということだと思うんです。
日本全体が変化を迫られている今、日本人ひとりひとりが自分と向き合って生きていかなければならない時がやってくるかもしれません……。
なんやかんやと書いてきましたが、今回は都市伝説についての本「ナオキマンのヤバい日本の秘密」についての紹介記事となります(笑)。
都市伝説が好きなので、同じく都市伝説好きな方や日本の秘密が気になる方には是非読んでもらいたいです!
※「ナオキマンのヤバい世界の秘密」についても以前書いていますのでそちらも読んでもらえると嬉しいです。
ナオキマンのヤバい日本の秘密
- 発売日:2020/03/24頃
- 著者/編集:Naokiman Show
- 出版社:日本文芸社
- 発行形態:単行本
- ページ数:128p
- 必要読書レベル:☆☆
きっかけ
前回「ナオキマンのヤバい世界の秘密」を読む際、一緒に購入していました。
ナオキマンさんの動画はよく視ているのですが、基本的には世界の都市伝説ばかり視聴していたので日本の都市伝説はそんなに知らなかったんですよね。「口裂け女」とか「ベッドの下の男」とか、そういうのしか無いと思っていました。
おそらく「都市伝説は世界」「怪談や怖い話は日本」——みたいな感じで分けていたところがあるんですよね。「日本の都市伝説ってつまらない」って決めつけてたと思います。
読んでみて分かりましたが、日本の都市伝説も半端ないです!
ここからは、中でもオススメの都市伝説を紹介していきます。
※正確には「都市伝説」とは言えないのかもしれませんが、ここではまとめて「都市伝説」としています。
謎に満ちた日本の都市伝説
神武天皇と八咫烏
八咫烏(ヤタガラス)は知っている人は多いのではないでしょうか?ゲームや創作物にも登場しますし、サッカー日本代表のシンボルにもなっていることで有名な三本足の烏です。
神武天皇は、あまり知名度無い気がしますが、『天皇』というからには……ある程度想像出来そうです。
ただ、神武天皇も八咫烏も「何をしたのか?」ってところは曖昧というか……知らないですよね。
まず神武天皇なのですが、126代続くとされる日本の天皇家の初代……それが神武天皇です。神武天皇から5代さかのぼるとアマテラス(アマテラスについては説明を省きます)につながります。
改めて考えると凄いですよね。神様の血筋が現在まで続いているんですよ?神武天皇からは神話の時代が終わり、伝説――そして令和の時代へ。壮大ですよね。
この神武天皇が日本を平定し、即位をしたのが紀元前660年2月11日。「建国記念日」は神武天皇の即位日にちなんでいるんですね。また、日本には西暦の他に和暦というものがあり、神武天皇の即位日を皇紀元年としています(西暦2020年は皇紀2680年)。
僕が学生だった頃は教科書に「神武東征」って載っていたと思うんですけど、今はどうなのでしょう?この神武東征は「(神武天皇が)高千穂から東へ向かい日本を平定する」もので、今の九州から日本の中心を目指していたんですね。
快進撃を続けていた神武天皇ですが、目的地の直前で猛反撃にあい足踏みをすることとなります。この時、神武天皇の前に現れ別のルートの道案内をしたのが八咫烏です。
ちなみに八咫烏の「咫」は昔の中国の長さの単位で、一咫が「約18センチ」。なので八咫烏は「大体144センチ」で三本足の烏って意味になります。
三本足の意味は「天」「地」「人」を表しているとも、【三】という数字が太陽と関わりがあるとも言われています。都市伝説的にも【三】という数字はかなり面白いですよ(三位一体やニコラ・テスラの【3】【6】【9】など)。
八咫烏という組織の都市伝説もあるのですが、ここは「ナオキマンのヤバい日本の秘密」で確認してみてください。
日ユ同祖論
「日ユ同祖論」とは、日本人とユダヤ人は共通の祖先をもつ兄弟民族だという説です。
「は?」って感じだし、これを話している人を見かけたりしたら若干引きますよね(笑)。僕も数年前から「日ユ同祖論」は知っていましたが、ヤバい人達の妄想だと思っていましたから(笑)。
ただ、一見ぶっとんだ説の「日ユ同祖論」……調べてみるとめちゃくちゃ面白いんですよね。
そもそもな話、これがおかしいと思うのは「日本は基本的に日本人しか住んでいない」という根本的な意識とアメリカ等のように移民を積極的に受け入れてこなかったというのがあるからですよね。
……でも考えてみてほしいんですが、❝人類はどこから世界に広まった❞のでしょう?
人類発祥の地といえばアフリカ――というのはどこかで聞いたことがあるのではないのでしょうか。で、そこから動かない人もいれば、動いた人も沢山いたわけじゃないですか。そこから世界に広まっていった……そう考えるのが普通ですよね。
僕らのご先祖様はそのような経緯で日本にたどり着いたんでしょうね。だとしたら、日本人といってもルーツを探ると純粋な一つの民族ってわけではない……というのもちょっと説得力を持ってきます。
このルートを辿ってやって来たのが、古代イスラエルの失われた10支族で、彼らがかつての故郷を日本に再興しようとした――これが「日ユ同祖論」の基本的な考えです。※「失われた10支族」も面白いので是非調べてみてください!
奇妙な共通点
捕捉になりますが、「日本とユダヤの共通点」を挙げておきますね。
- 清めに水と塩を使う
- 天皇家の十六菊花紋がユダヤの紋章と酷似している
- 日本の国家「君が代」はヘブライ語で読んでもちゃんとした意味のある詩になる
「ナオキマンのヤバい日本の秘密」に記載されていたものを抜粋しています
マッカーサー
マッカーサーと言えば、おそらく知っている・聞いたことがある人がほとんどでしょう。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の最高司令官・ダグラス・マッカーサーです。
マッカーサーが日本と関係があるのはご存知のとおりですが、何がヤバいのでしょう?
第二次世界大戦で日本が敗戦し、その後GHQが置かれます。日本軍の解体・戦艦や戦闘機の製造中止・財閥解体……GHQが行ったのは日本の力を徹底的に削ぐものばかりでした。
ここで重要なのは、マッカーサーが日本人のことを想像以上に理解していた点です。上記のような政策をとっても日本人は暴動を起こさない、しかし「天皇制度」を失くしてしまうと日本人は反乱を起こす。そういったことをマッカーサーは理解していたのです。日本人の天皇への強い想いを恐れたのでしょうね。
その代わり、教育制度を変えていきます。
「自信のない日本人」を生み出した3S政策
GHQは「国家神道の廃止」「政治と宗教の分離」「神社の宗教法人化」といった日本人の信仰・宗教に手をつけ、まずは柔軟な子どもたちの考え方から変えるため軍国主義教育から民主主義教育が行われます。そして、戦争放棄と国民主権をうたった日本国憲法が制定されるのです。
こんなの普通に考えたら腹立ちますよね?当時の日本人達も大きな変化が訪れることに不安を抱いたはずです。
GHQが凄いのは、この不安対策もバッチリだったところなんですよね。
それが3S政策です。
- Screen
- Sports
- Sex
それぞれ「映画」「スポーツ」「性風俗の開放」を意味しています。簡単にいえば、楽しいことを国民に与え不安やGHQの改革から目をそむけさせたんですね。3S政策により日本人はどんどん政治から距離を置き無関心になっていったのです。
でもこれって……今もそうですよね?
映画やスポーツ以外にも娯楽が増え、政治についてはネットやワイドショーで伝えられることを鵜呑みにし、自分達で考えることを止めている人……もしくはそれにすら気付いていない人が今の日本人には多くないですか?
難しそうなことより楽しくて気持ちのいいことばかりを優先していった結果、日本人は弱体化していった――そう考えられますよね。
日月神示
未来を予言する人物や予言書といった類は世界中に存在しています。
実は日本にも独自の予言書があることをご存知ですか?
それが「日月神示(ひつきしんじ)」です。
画家の岡本天明さんという方に神様が憑依して書いた物で、1944年から17年の歳月をかけて書き続けられました。大きな特徴として、書かれている内容は漢数字や記号などで構成されていることが挙げられます。そのため非常に難解で、未だに全てが解読されているわけではありません。
しかし、解読された部分だけでも的中している(と思える)予言が数多くあります。そもそも「日月神示」は第二次世界大戦の日本の勝敗を知るために、当時の陸軍が行った占いのようなものが始まりと言われています。
その際「日本の敗戦」を予言し、「敗戦後の復興」も予言しています。この辺りからも分かるように、日月神示は漠然と「何か起こるよ」といったものではなく、かなりピンポイントで具体的な予言が書かれているんです。
……さて。だったら気になるのはこれからの日本の未来ですよね。実は、それも日月神示には書かれているのです。
最も気になる予言として「子の年(ネズミ年)、真中にして前後十年が正念場。八と十八と五月と九月と十月に気つけて呉れよ。」といったものがあります。まあ、ネズミ年に何か大きなことが起きるから気をつけろ……みたいなことを言っていることはなんとなく分かりますよね。
ネズミ年は最近だと2008年、2020年、2032年となりますが……今年2020年、一年通して新型コロナが世界中で拡がりましたし、そのせいでたくさんの人が亡くなっています。日月神示はこれを警告していたとも読めますが、実はもっとヤバい予言であるとも解釈されています。
詳細は省きますが、日月神示には「富士山の噴火」とそれに伴う「大災害」が示唆されており、それによって「何もかもが三分の一になる」と書かれています。それが起きるのがネズミ年ということです。
めちゃくちゃ怖いし、不安になりますよね。しかし、日月神示が興味深いのは言って終わりではなく、「どうすれば良いか」も書かれている点なんです。
災害なのか人によるものなのかは分かりませんが、これを避けるもしくは凌ぐためには「日本人としての心をしっかりと持ち、その時まで魂を磨く」ことが大事だと書かれているのです。
魂?ここでモヤっとする方もいるかもしれませんが、3S政策の所でも書いたように現在の日本人は、一人ひとりがしっかりとした考えを持っておらず芯の無い人が増えてきていると感じます。もしかすると、日月神示はこういった「弱くなった日本人」についても予言と警告をしているのかもしれません。
まとめ
以前「ナオキマンのヤバい世界の秘密」の紹介記事を書きました。世界の秘密や都市伝説は規模が大きく、現在の世界の仕組みにさえ迫るようなものでした。
そういったことを知ってしまうと、日本の都市伝説・秘密はどうなんでしょう?世界と比べると小さくてしょぼいんじゃないかと思っていました。
ですが、全くそんなことありませんでした!
読んだからこそ書けますが、僕らは日本人なので世界よりも日本のことの方がよっぽど重要なんですよね(当たり前ですが)。
これが何故重要なのか?
僕が小さな頃から思っていたことなのですが、僕らは日本人でありながら日本のことをあまり知らないのではないでしょうか。
日本神話をどれだけの人が話せるでしょう?僕達のご先祖様のルーツとはいったいどこからなんでしょう?
奇妙なことに小学校では国語よりも英語を重視するような学校教育。日本人は「政治に無関心」とよく言われますが、どうして無関心になってしまったのか。
思っている以上に僕らは日本のこと、自分自身のことを知りません。
グローバル化が進み、世界に目を向けることが当たり前になった現代——これだけを見れば意識が高い、見栄えの良いものに思えますが、実は「個の無いスカスカの人間」が適当に言っている妄言になりかねません。
世界の前に、まずは自国「日本」のこと、そして「日本人である自分自身」のことを知るのは重要ですよね。
それでは、長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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