僕は小学生の頃から「週刊少年ジャンプ」を愛読しており20年以上が経過しました!
この記事は、自分なりに今週号のジャンプの感想・面白かったオススメ作品について書いたものとなります。
「ジャンプ歴20年」の読者はどんな感想なのか?
「分かる。今週は面白かった!」
「自分はジャンプ歴は浅いけどその感想はおかしい!」
みたいな感じで読んでくれたらうれしいです!
※普通にネタバレOKで書いていますので注意してください

週刊少年ジャンプ51号(2025)のおすすめの作品3選

今週のジャンプのおすすめ作品を3つ紹介。
単純な「面白さ」「今後への展開」などを基準にして選出しています。
あくまで筆者自身の勝手な感想と偏見で選んだものですので、この3作品がジャンプで面白い・勢いがあるというわけではない点は注意してください!
ウィッチウォッチ
ちゃんとギャグもあって安心な回。
前話にてドリーの生配信からそのまま姿を現し、日本にいる多くの人間に呪いをかけた黒魔女たち。
ギャグからシリアスへの緩急が激しく、また、敵もこれまでとは毛色が違う「本気の人たちだ」って感覚で第三部へと突入したの前回までのあらすじです。
それを受けての今話なので、やはりシリアスな空気感があるのですが……。
モリヒトたちが敵の姿を確認するために配信動画を見直すシーン。黒魔女たちは七人出てきていたわけですが、それら全ての評価をしていきます。
このシーンがいきなりギャグシーンで安心したんですよね(笑)。
「こいつは強い」「こいつはキャラ覚えてもらうのに必死やな」「ジジイキャラは絶対強い」とか、他人事かと(笑)。
シリアス一辺倒な新章かと思いきやそうでもなさそうなのが分かって良かった。そんな感じです。
しのびごと
終盤がアツかった今週話。
ヨダカとの政略結婚のため、9号部隊の前に実習生として現れた7号部隊のカササギ。ただ、カササギ自身はヨダカに本気だったらしく、そのあたりが前半で描かれています。
後半はそんなカササギ率いる7号部隊と、ヨダカ率いる9号部隊の実戦訓練という流れに。
ここでカササギはヨダカだけを個別訓練として引き離し、残りのメンバー同士で訓練が開始されますが、その実力差は歴然で9号部隊が一方的に叩きのめされることに。
それを当たり前のように予想し、それがヨダカの弱みになることを指摘するカササギ。既にヨダカにとって9号部隊は狭すぎる。しかし、自分や7号部隊は違う、そのように諭します。
実際、カササギの指摘はもっともであり、前回の抜け忍との戦いではそれが顕著に表れてしまっていました。
が、そんな誘いに対しヨダカはいつもどおりキョどりながら断り、そして「9号部隊は僕の弱点じゃありません。僕の唯一の自慢です」と断言したんですね。
ここからがアツくてですね。9号部隊の他のメンバーもヨダカとの実力差は認めており、だからこそ喰らいつくしかないということも理解していました。
お互いがお互いを信じ、成長しようとする少年漫画らしさがアツいラストが良かったです。
逃げ上手の若君
真の意味で強そうになったラスボスの姿が〇。
今週は北条時行や逃若党含めたキャラの姿は一切描かれず、足利尊氏の若かった頃と足利家にかけられた呪い、尊氏が悪神を継承するシーンが主に描かれています。
この辺りを読むと、尊氏の人となりがいくらか理解できるものになっており、これまでの常軌を逸したキャラとは別の側面が見られます。
そこから現在の尊氏へと場面が移るのですが……悪神が剥がれたことで真面目になってるんですよね(笑)。
しかし、腑抜けになっているわけではなく、文字通り憑きものが落ちたかのようでした(髪も白くなり長くなっていましたが)。
室町幕府のひいては日本の安定のため、時間をかけ精力的に丁寧に関東の武士達を着実に平定していったともナレーションされています。
多くの郎党を失い、神の器が壊れたことで強運も健康もことごとく失くしたことで、皮肉にも尊氏の能力は存分に発揮されていったのです。
ここでもナレーションで「真の英雄になる条件は……英雄が全てを失う事」と語られています。これは北条時行が全てを失ったあの時と酷似しており、明らかに尊氏がこれまでのような狂人ではなくなったことが読み取れます。
ラストは、時行との鬼ごっこに終止符を打つことを心中に思う尊氏で終了。
悪神に取り憑かれたほど強くはないでしょうが、それ以上の強敵となって真のラスボスとしての姿を現した足利尊氏が良かったです。
週刊少年ジャンプ51号(2025)の全体の感想

面白くなかったです。
表紙巻頭カラーは「ワンピース」、休載は「鵺の陰陽師」。
全作品が本当に薄いというか、無味無臭な感じでした。
唯一アツかったのが「しのびごと」の終盤、おすすめするほどではありませんが「ひまてん!」も良かったです。
感情が動いたという意味では「魔男のイチ」も良かったでしょうか。
それ以外は、まあ、ほぼ流し読みしでも良いレベル。
「ワンピース」もですね、これ意外と今週は良かったです。特に終盤にロキを出してここからロキの回想が終わるんだろうなと感じさせるのは。
つまり、ロキとハラルドの過去が描かれているわけです。このヤバさが分かりますか?
読者として良かったと思えるのは「ロキの回想が始まる」→「ロキの過去と彼が見てきたハラルドやエルバフの過去が読める」からなんです。これがあったから今週は良かったってだけです。
では、『ゴッドバレー編』とは?
結論、8割~9割は『ゴッドバレー編』は描かなくて良かったんですよ。だって、今週のラスト数ページだけで良かったんですから『ロキの過去回想』なら。
描かなくて良い過去編を数カ月にわたり(休載も挟み)連載する。こんなことをしていては永遠に物語は終わりません。
僕もこのようなブログを書いている立場として、文章を書く勉強はしてきました。その際、今でも重要に思っていることは「読者が何を読みたがっているのかを理解し、それを提供する」ことです。
いわば、自分が書きたいことは書かなくて良いんです。文章だけではありません。映像でも同じことがいえます。映画だって何十時間も撮影した映像を2時間くらいに収めなければなりませんよね。
作品っていうのは足し算でなく、引き算が重要といわれるのはこれが理由です。ワンピースというか尾田先生はこれが出来ていません。
自分が描きたいことやりたいことを優先させ、読者を二の次三の次にしてしまっています。尾田先生だけの責任でなく、編集がまずそれを教えないとダメなのですが、出来ていません。
ましてやプロであるならなおさらです。本来ならこのような文章をこのブログで書くのも「お前も引き算できてないじゃん」といわれるかもしれません。確かに、こういったネガティブな文章も必要ないので書かないほうがいいんです。
しかし、僕はプロではないし、サーバー代払ってる側なので自分が書きたいこと書いちゃいますよ。
この辺りの感情が今のワンピースを好きになれない理由であり、これを共有することで現在のジャンプ読者のひとりひとりが「今のジャンプおかしくない?」と感じ、軌道修正できるならそれが一番ですから。
そんなワンピ批判のあとに書くことではありませんが、今週から「JK勇者と隠居魔王」を読むのを止めました。あれを読む時間が無駄以外に思えなくなりましたので。
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そんな感じの今週号でした!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。X(エックス)もやっているので、良ければフォローしてくれると嬉しいです!


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