僕は小学生の頃から「週刊少年ジャンプ」を愛読しており20年以上が経過しました!
この記事は、自分なりに今週号のジャンプの感想・面白かったオススメ作品について書いたものとなります。
「ジャンプ歴20年」の読者はどんな感想なのか?
「分かる。今週は面白かった!」
「自分はジャンプ歴は浅いけどその感想はおかしい!」
みたいな感じで読んでくれたらうれしいです!
※普通にネタバレOKで書いていますので注意してください

週刊少年ジャンプ31号(2025)のおすすめの作品3選

今週のジャンプのおすすめ作品を3つ紹介。
単純な「面白さ」「今後への展開」などを基準にして選出しています。
あくまで筆者自身の勝手な感想と偏見で選んだものですので、この3作品がジャンプで面白い・勢いがあるというわけではない点は注意してください!
エキデンブロス
高校駅伝の名門校。その寮で育った主人公・風間信長(かざま のぶなが)は、選手ではなく”裏方”としてランナーたちを支える存在。幼い頃から速い人たちを見てきたけれど、自分が走る側になるなんて考えたこともなかった。
そんな信長に、突如やってきた試練。
同級生とのやりとりから、ひょんなことから出場することになった持久走大会。最初は戸惑いながらも、これまでの観察力と努力が意外な形で花開いていく——!
裏方だった少年が、駅伝の世界で何を見つけていくのか。
青春と根性、そして“たすき”に込める想いを描く新連載、開幕!
〇
〇
〇
今週からの新連載作品。作者は野乃大生先生。
良い意味で裏切られました。ここ最近の新連載作品では間違いなく最も面白かったです。
期待していなかったからというのもあります。主人公も「これが令和のジャンプ主人公かよ」ってビジュアルですし、題材も駅伝というジャンプでヒットする未来が見えないジャンルでしょう。
個人的に上手かったのは主人公の設定ですね。主人公は駅伝選手じゃないんですよ。まあ、ラストで選手になる決意をするんですが。
ここが凄く良かったし、意外でした。いつものジャンプ漫画なら「ある程度の能力を持った選手」といった感じで描きがちなんですが、それが無い。そこが新鮮に感じました。
で、すげーいい奴なんですよ。ここも好ポイントでした。自分のことは何言われても良いけど、頑張っている寮生たちを悪く言われるのは許せない。
駅伝について詳しくなくても、この辺りでアツさを感じられて面白く読めると思います。
いや、本当にダークホース的な作品で、これからが楽しみです。
カグラバチ
緊張感ある戦闘を描きつつも、主人公の心理描写も描けていて〇。
真打を破壊することが、チヒロの持つ妖刀・淵天の役割であることが分かりました。しかし、それを座村に信じさせることができません。
飛宗すら破壊できないのに、真打を破壊するなど夢物語であり、やはり方法は座村が剣聖と共に死ぬ。これが唯一最善の方法——その考えを覆させるんですよね。ここがアツかったです。
チヒロも座村に死んでほしくないという思いから動いており、一人でどうにかしようとも思っていません。隠密・巻墨との連携により手の傷を治療する時間を稼ぐ。
しかし、僅かな時間で手を治すのではなく、チヒロは淵天の火力を上げることを選んでいました。
その中で座村の娘・イヲリも合流。
「俺たちは傷だらけになったって構わないんだ!!」
過去の負い目を全て自分で背負い込もうとする座村に対し、自分もイヲリも傷ついたって構わない。その想いを乗せた一撃が、飛宗の刀身にヒビを入れるのでした。
バトル少年漫画としては完成度が非常に高い一話でした。
しのびごと
意識外からの姉弟愛、これは効く。
上手く説明できないんですけど、今、主人公と新キャラだらけの6号部隊が演習という名目で戦っているんですね。それも佳境に入って来ていて、残るのは主人公・ヨダカとライバル的ポジションのハヤブサと戦っています。
別の場所では仲間のスズメとウミドリvsウミドリの実姉・ムクドリという構図。
ムクドリはここまで弟のウミドリを出来損ないのように扱っていました。それも、彼に忍者としての才能・血界が無いから。
そう思っていました、前話までは。
途中、ムクドリの過去回想が挟まります。二人の父親の葬儀の場面で「ねぇ……父さんは強い忍者だったんでしょ?」と、幼いウミドリが問いかけます。
そこからまた時間が飛び、大きくなったウミドリとムクドリ。そこでも変わらずウミドリは「早く強い忍者になりたいから」と言っています。
どの場面でもムクドリはその言葉を心の中で否定しているんですね。「やめろ」「もうやめろ」と。
ここまでなら、才能の無い弟をこの時点から下に見ていたんだろうなと読めるんですが……。
「私たちを置いて死んだ奴と……同じ轍を踏むな」
って思っているんですよね。
すべての言動は、ウミドリを思ってこそ。血界の無い弟がそんな重荷を背負う必要はない。ムクドリの姉としての想いが明かされます。
対してウミドリも姉を想うシーンが描かれていてですね、非常に良い姉弟愛が描かれていました。
ラストはヨダカに繋がる自然な流れで終わり。
途中のムクドリの転調が良かったです。好き。

週刊少年ジャンプ31号(2025)の全体の感想

悪くなかったですよ。
表紙巻頭カラーは新連載「エキデンブロス」。
おすすめ作品のところでも書きましたが、新連載の「エキデンブロス」がかなり良かったのが全て。やはり最初の作品が良いと後の作品にもバフがかかったように面白く読めてしまいます。
というか、なんかアツい作品が多くて、それも少年漫画雑誌らしくて良かったですね。
悪かったのは看板作品「ワンピース」と「サカモトデイズ」でしたね。
ワンピは語ると長くなるので軽く書きますが、今さらハラルドの過去挟まれても遅きに失している感なんですよ。しかもまた新キャラ出しているし。
素直にロキとハイルディンが合流した時点で入れておけば問題なかったんですよ。今ハラルドどうこうより「ドミ・リバーシ」やねん!時代は大オセロ時代なわけです!
ここで過去回なんてテンポ悪くしているだけにしか思えないですよ。まあ、神の騎士団とかイム軍子が「あのときハラルドが~」って何回も言っているので繋がるといえば繋がるのかもしれませんけど。
「サカモトデイズ」は、覚えてすらないな。今週どんな話でしたっけ?それくらい印象に残っていないです。
また、今週で「Bの星線」が最終回を迎えました。
これはまあ、しょうがないでしょう。
僕はベートーヴェンと主人公が現代の日本で切磋琢磨しつつ、お互い成長していく「ヒカルの碁」的ストーリーを想像していました。でも、二人組のエージェントみたいなキャラが出てきた時に「駄目だこれ」と思いましたね。
いらねえもん、そんな小難しそうな展開。
ヒカ碁みたいにラストはベートーヴェンとの音楽対決して、ベートーヴェンが何か満足して成仏する~くらいのもんで良かったでしょ。
結局エージェントもベートーヴェン復活の意味も分からなかったし。
〇
〇
〇
そんな感じの今週号でした!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!X(エックス)もやっているので、良ければフォローしてくれると嬉しいです!



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