【WJ】週刊少年ジャンプ12号 感想【2025】

週刊少年ジャンプ12号(2025)の表紙 ジャンプ

 僕は小学生の頃から「週刊少年ジャンプ」を愛読しており20年以上が経過しました!

 この記事は、自分なりに今週号のジャンプの感想・面白かったオススメ作品について書いたものとなります。

ジャンプ歴20年」の読者はどんな感想なのか?

分かる。今週は面白かった!

自分はジャンプ歴は浅いけどその感想はおかしい!

みたいな感じで読んでくれたらうれしいです!

※普通にネタバレOKで書いていますので注意してください

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週刊少年ジャンプ12号(2025)のおすすめの作品3選

ルフィと項目タイトル

 今週のジャンプのおすすめ作品を3つ紹介。

 単純な「面白さ」「今後への展開」などを基準にして選出しています。

 あくまで筆者自身の勝手な感想と偏見で選んだものですので、この3作品がジャンプで面白い・勢いがあるというわけではない点は注意してください

 連載二回目。

 初回で主人公がなぜか現代によみがえった(?)ベートーヴェンと出会い、彼から「弟子にしてやる」と言われて終わっていました。

 今回は主人公の過去が少しだけ描かれています。父親が有名なピアニストで、小さい頃からピアノを教え込まれていた夜創 一郎。

 多くの作品の例に漏れず、そんな幼少期を過ごして来た一郎の心は若干すさんでいます。ただ、彼はこの時点でピアニストとしての才能は開花していたようで、講師が教えられることはほぼ無いレベルでした。

 学校が終わったあとの1時間。それを確保するために時間割を偽装し、その1時間で自分自身の時間を持つことがこの時の一郎の唯一の癒しでした。

 そんな時間を過ごしていたとき、近くの喫茶店からピアノの音が聞こえてきます。プロが演奏するような上手さはないが、一郎の心に届く何かがそこにはあったのです。

 後々の恩師ともいえる、”マスター”の出会いと別れ。そして、一郎最後の演奏といわれる中学校でのコンクール。

 前話の時点でセリフに熱がある作品と感じていましたが、今話でもそれを感じました。さらに主人公の心理描写も重なり、かなりレベルの高い回だったと思います。

 個人的にはマスターの「ピアノは楽器の王様だ。しかしながらピアニストは王様ではない。偉ぶっちゃあいけないよ」というセリフ。

 ベートーヴェンの「音楽とは神の愛や星の光の如く万人の上に降り注ぐ。貴賤貧富も関係なく聞くも奏でるも、求めば与えられ、扉を叩けば開かれる。音楽を裏切っただと……馬鹿馬鹿しい!!音楽はそれを許さんのか?『お前だけは』とヘソを曲げ特別扱いしてくれるのか?お前はそんなに偉いのか?」というセリフ。

 ここはですね、かなりセンスありますよ。漫画家というか、「音楽系の漫画を描いている漫画家」として

 また、一郎が中学のコンクールで鬼気迫る思いでピアノを弾いていた理由が、自分の中に残っているマスターの「音」を少しでも忘れないように――って理由もエモくて良かったです。

あかね噺

 画力だけじゃない描写が◎。

 フランスで3年間の修行を終えて、日本の寄席にもどってきた朱音。

 彼女が披露するのは「あくび指南」という演目でした。

 新しく出来た稽古場「あくび指南所」にあくびの仕方を教わりにいく。一般的な駄あくびしか知らない初心者に、春夏秋冬のあくびを、今回は「夏のあくび」をお教えしましょう。

 といった感じで、まあ、あくびを教えてもらうっていう話なんですけどね。

 その際の「ご想像ください隅田川の首尾の松辺りに舟を舫いまして――」で始まる朱音の語り、そしてそのとおりの景色が見開き使っていっぱいに描かれます。

 で、ここで朱音があくびをするんですけど、そこで観客ふくめ全員が釣られてあくびしているんですよ。

 確かにね。読んでいるこっちも釣られそうになります。これは聞いているだけではなく、そんな景色を直前にいっぱい見せられているからでもあるでしょう。

 かなりテクニック使った描写で思わず「おぉ」となりました。ぜひ本編を読んでみてください。

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 後半の回想がエグい。

 前話で狂骨と同じ名前の狂骨と出会い、なんか介抱されていた学郎。

 今回は狂骨が藤乃家で合成して作られた幻妖の事であることが語られました。そんなわけで、ここで出会った狂骨は自身のことを「キョコちゃん」と学郎に呼ばせることに。

 そんな緩いふんいきで藤乃家をキョコちゃんの案内で進んで行くと、そこには藤乃家の暗部――藤乃家の子供たちを兵士に育てる訓練施設がありました。

 訓練施設とは名ばかりで、学郎が目にしたのは”まだ片付けられていない子供たちの死体の山”でした。

 代葉もかつてはそこにおり、今では考えられないくらいの明るい性格だったことが語られます。

 この辺りの描写がエグくてですね。最初は子供らしい表情の子供たちが、最後は死んだ子も生き残った子もこの地獄の中で自己を搔き消されていくというのです。それは代葉も同じで、最後は死んだ目でキョコちゃんを見上げているのでした。

 緩急つけた分、より鬱展開が光る描写で良かったです。

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週刊少年ジャンプ12号(2025)の全体の感想

錨をバックにゾロとナミとサンジ

 良かったです。

 表紙巻頭カラーは「ウィッチウォッチ」。休載は「ワンピース」。

 んー「ワンピース」休載でも影響なかった感じです。

 おすすめでも書きましたが、この号はどれも心理描写やらキャラの心情やらが丁寧に描かれた作品が多かったイメージ

 良い感じで新旧作品の交代が出来ているのかな、とも思います。

しのびごと」「悪祓士のキヨシくん」が上位に来ているのも良い傾向です。

 そんな感じの今週号でした!

 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!X(エックス)もやっているので、良ければフォローしてくれると嬉しいです!

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 副業としてブログを始めるものの❝177円❞しか得られていない男。

 「文章を書く」「本を読む」のが好きなのでブログは継続中。

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