退職して不安だった僕が勇気づけられたもの:コミック編 

ブログ

前の記事で「退職しよう!」と気軽に書いた僕ですが、不安が無かったわけではないです。むしろ不安に押し潰されそうで、毎日泣きそうでした(笑)。

そんな日々をどう乗り越えてきたのか。僕なりの方法を書いてみました。

今回はコミック編です!

ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない

もはや説明不要。日本が世界に誇る少年漫画の一つ、それが「ジョジョの奇妙な冒険」です。

僕はこのマンガを人生の教科書と思っています。なので、不安な時はいつもこのマンガから勇気をもらっていました。

ジョジョは「部(またはPart)」で主人公やボスなどが変わり、それぞれにテーマがあるのが最大の特徴なのですが、その中でも四部のとあるキャラクターにはかなり影響を受けました。

退職してから何をどうしたら良いのか……そんな状況でも、このキャラクターのおかげで何とかなりました。

吉良吉影から得た教訓

ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない」には一癖も二癖もあるキャラクターが多数登場します。

その中でも強烈なのが、吉良吉影という人物です。

この男には、生きる上で大切にしている一つの柱があります。それは、「植物の様な平穏さ」です。平穏さ、安全、安心……そういったものです。危機感や焦燥感といったものを、吉良は非常に嫌います

これに共感する人は多くいるのではないですか?当たり前ですものね。どんな人でも抱く感情ですし、誰だってそんな平穏な日常を送りたいはずです。

しかし……

吉良吉影にはそれと相反する、もう一つの性質がありました。

吉良吉影は、気に入った若い女性の手首に異常なまでの執着を見せる、連続殺人鬼だったのです

それも最近始めたのではなく、少なくとも十数年は犯行を重ねており、この殺害数=行方不明者数は、主人公達が生活する町で不気味な数字として記録されています。

※「行方不明」……被害者の遺体は見つかりません。これは吉良のスタンド(超能力のようなもの)が関係しているのですが、ここでは説明を省きます。

分かりますか?吉良は平穏さを何より大事にしています。殺人なんて犯せば、そんなものは絶対に手に入りません。それでも吉良は止めません。そもそも止めるという選択肢さえ無いのです。

こちらを手に入れようとすればあちらが手に入らない。こうなった場合、大抵片方をあきらめます。ですが、吉良は両方手に入れようとするし、実際手に入れています

書くのが遅れましたが、この吉良吉影、四部のラスボスです。しかも殺人鬼なのでたくさんの人間に追われるし、主人公達にも追い詰められ、幾度となくピンチに陥ります。

その危機的状況の中で、「平穏」か「欲望」か、吉良がどれかを選ぶシーンはありません。両立してこそが、吉良の人生だからです。しかし追い詰められます。どうしようもなく追い詰められます。読者側からしても「もうダメだ!」と思わず叫んでしまいそうな場面も多々あります。

それでも絶対にあきらめないのです。

ピンチになった時、吉良はこう考えています。

「忘れてはいけないのは……こんなヒドい時にこそ……最悪の時にこそ!チャンスは訪れるという過去からの教訓だ……追い詰められた時こそ……冷静に物事に対処し『チャンス』をものにするのだ……」

……え、かっこよくないですか?(笑)

だって、その通りではないですか。もちろん、彼が殺人鬼で、人として許されるような人間ではないのは明白です。しかし、追い詰められた際にここまで考えられる人ってどれくらいいるのでしょう?

この言葉は、退職して毎日が最悪で、平穏さとは無縁だった僕に、大変な勇気をくれました。どれだけ辛くても、どれだけ苦しくても、この状況こそ自分自身を成長させる最大のチャンスなのだ、と。そう思えたのです

そして、これは吉良吉影に限ったことではありません。こういう考え方は、悪役にこそ学べるのだと、僕は考えます。

悪役って、大体あきらめ悪くないですか?(笑)

作品を見たり、読んだりする僕らは、悪役に対して「しつこい!」「往生際が悪い!」なんて言うと思うんです。でも、これが主人公や正義の味方なら?「がんばれ!」「負けるな!」って言葉に変わると思いませんか?

正義も悪も、両者に立場の違いはあれど、お互いに持つ信念は本物です。正義と悪。どちらかを支持することはあるでしょうが、その信念までをも否定することは僕には出来ないです。そこにこそ、成長するために必要な大きなヒントがあると思うからです。

今回は吉良吉影について書きましたが、ジョジョは全シリーズ、人生に影響を与えるセリフ教訓生き方が満載です。興味がわいて、読んでくれたら嬉しいです。 

[itemlink post_id=”306″]

コメント

タイトルとURLをコピーしました