
PS5/PS4、NINTENDO SWITCH、XBOX ONE、XBOX SERIES X/S、Steam、スマートフォン対応ソフト『遊戯王マスターデュエル』で8月31日より適用されるリミットレギュレーションが発表されました。
この記事では、今回禁止となったカードの解説に加え
- 分解したほうが良いのか?
- 代わりとなるカードはあるのか?
- どうして禁止になったのか?
- 環境はどう変わるのか?
といった事を小学生の頃から遊戯王で遊んでいる筆者が解説していきます!
※今回は、特に影響が大きいと思う「禁止カード」のみの解説になるので、「制限・準制限」「制限解除」カードは公式の発表を参考にしてください。
新リミットレギュレーション:禁止カード(2022年8月31日改訂)
【新たに禁止となるカード】
- 真竜皇V・F・D
- 王宮の勅命
- 虚無空間
- D-HERO ディバインガイ
- No.75 惑乱のゴシップ・シャドー
真竜皇V・F・D

ほとんどのデュエリストが「禁止されても仕方ない」と思うカードの一枚(むしろ遅すぎた?)。
特に【電脳堺】で暴れまわったことが禁止となった大きな要因と思われます。
現状「モンスター効果を無効化する」という効果は相手にデュエルをさせない事と一緒であり、更に上記デッキで出されると対策・突破が非常に困難になるため禁止も妥当でしょう。
OCGではマスターデュエルに先駆けて、2021年の10月に禁止指定されています。
王宮の勅命

「魔法カードの効果を無効化する」永続罠という、こちらも禁止になっても仕方ないと思うカードです。
禁止理由としては、罠主体のデッキ【エルドリッチ】で猛威を振るったのが要因でしょう。
ただ、デュエルが加速する現環境で「魔法カードが使えない」という状況はあらゆるデッキに刺さる上、これ一枚で詰む可能性も出てくることからこれも禁止は妥当と思われます。
そもそも、「王宮の勅命」はOCGで一度禁止になりエラッタされてから制限復帰したという過去があるので、ここから制限解除される可能性は無いかもしれません。
※「エラッタ」とは、カードのテキストを後で変更することを言います。基本的には、強すぎるカードに制限を加えたりして弱体化させるのが主な理由です。
虚無空間

これも規制されて当然と思われるカードです。
「モンスターを特殊召喚させない」というのは、現代遊戯王においては「デュエルをさせない」のと一緒です。
上記二枚の制限理由もこれと同じで、一枚でデュエルが崩壊するカードでした。
特殊召喚を用いない【ふわんだりぃず】で多く採用されたのが今回禁止となった原因でしょう。
D-HERO ディバインガイ

多くのデッキに採用される「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張パーツの一枚となったカード。
こちらは禁止となったのが意外でした。
ただし「カードを二枚ドローする」効果はおまけで引けて良い枚数ではなく、発動条件も満たされやすいためそれらを考えると納得の一枚でしょうか。
No.75 惑乱のゴシップ・シャドー

【幻影騎士団】で「No.86 H-C ロンゴミアント」に悪用されたのが今回の規制理由でしょうか?(最近はロンゴミアント採用デッキは減少していたもよう)
条件を満たしたロンゴミアントは本当に突破不可能なレベルであり、多くのデュエリストからヘイトを向けられていました。
それだけなら禁止はやりすぎな気もしますが、今後の環境を考えての規制かもしれません。
そもそもVFDが禁止になってゴシップ・シャドーがならない理由もありませんし。
分解は慎重に

うわあ、禁止になるカードけっこう持ってるよ。
さっさと分解した方が良いかな?
となる気持ちも分かりますが、分解は慎重に行ってくださいね!
リミットレギュレーション後、禁止になるカードには+20ptのボーナスポイントが付きます。
このボーナスが付与される期間は8月31日~9月30日です。
予告があってすぐに分解してもボーナスは付きませんので、8月31日新リミットレギュレーションが適用されてから分解するようにしましょう。
また、今後のマスターデュエルでは「規制制限の無いデュエル」ルールも実装予定されており、そこで使うつもりなら分解は控えた方が賢明です。
代わりとなるオススメカードは?
「D-HERO ディバインガイ」の代わりとして「D-HERO ディアボリックガイ」はオススメです。
これ以外の禁止カードの代わりは……ありません。
それほど今回の規制対象は強烈な効果で、似たようなカードがあればそちらも禁止されておかしくないからです。
代わりが無い分、色々と試すチャンスですので「これ良いんじゃないか?」と思う一枚があれば投入してみましょう。

どうして禁止に?
こちらはマスターデュエル公式の発表に書いてありますが、リミットレギュレーションには
- 対策が困難な状況を作り出すデッキ
- 早期決着によりデュエルの駆け引きの要素が著しく損なわれるデッキ
が増加するのを緩和・是正する目的があります。
今回の禁止カードはどれも強力なのはもちろんのこと、そもそも採用されるデッキが強いため一方的な展開になりがちでした。
このような状況を鑑みて、今回規制の理由となったのでしょう。
環境はどうなる?
大きく変わるのは間違いないでしょう。
特に【エルドリッチ】は大幅なデッキ改革が必要となるかもしれません。
しかし、ストレスが溜まるカードが軒並み規制されたので凶悪なデッキがはびこる環境とはならないとも思います。
相手を邪魔するのではなく、正々堂々と力で勝つデッキを作る人も多くなるのではないでしょうか。
まとめ
以上で8月31日に改訂される遊戯王マスターデュエル新リミットレギュレーション、「禁止カード」についての解説を終わります。
今回禁止となったのはどれも強力なカードばかりで、多くのデッキに影響を与えることが考えられます。
環境も少なからず変化を見せることでしょう。
また、禁止となるカードを持っていたとしても分解は慎重に行うことが賢明です。
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