思い通りに人を操る?「マインド・コントロール」が分かる本

最近カルト宗教に関するニュースをよく見かけるようになったけど、

どうして皆だまされるんだ?

マインドコントロールされていると聞くが、自分は絶対にだまされないぞ

 そう思っているあなた。

 絶対にだまされます

 この記事では

  • マインド・コントロールとは何か?
  • 何故だまされてしまうのか
  • マインド・コントロールの対策

 について一冊の本を紹介しつつ解説していきます。

 マインドコントロールに興味がある方、身内がカルト宗教にはまってしまって心配な方はぜひ最後まで読んでください。

決定版「マインド・コントロール」 紀藤 正樹弁護士/著

 紹介する本が「決定版 マインド・コントロール」です。

 こちらは、弁護士であり数多くのカルト宗教被害者の裁判を担当してきた紀藤 正樹さんによって執筆された本です。

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マインドコントロールとは

 そもそも「マインド・コントロールとはいったい何か?」という疑問があります。

 簡単に定義するなら「心や精神が支配されること」でしょう。

 紀藤氏によるとマインド・コントロールとは

目的、方法、程度、結果などを見て、それらが「法規範」や「社会規範」から大きく逸脱している場合は、これを「マインド・コントロール」として問題視すべきである。

決定版「マインド・コントロール」より

 と書いています。

 注目してほしいのが「問題視すべきである」という言葉で、見方を変えれば「問題視しなくていいマインド・コントロール」もあるという所です

問題視しなくて良いマインド・コントロールとは何か

 スポーツ選手がコーチに心酔したり、キリスト教やイスラム教など宗教による礼拝や作法などが「広い意味でのマインド・コントロール」として本書では挙げられています。

 スポーツ選手はコーチの指示通りトレーニングをし大会などで良い成績を収める……これは悪いことではないですよね?

 宗教の違いに関しても、自分たちの常識にあてはめて「それはおかしい」と言うのはそれこそ信仰の自由を否定していますし、当人たちには「余計なお世話」でしか無いのです。

 このような例を挙げ、紀藤氏は「問題視しなくていいマインド・コントロール」と言っています。

何故だまされるのか?

 「自分は絶対にだまされない」と思っている人ほど気を付けましょう。

 カルト宗教によるマインド・コントロール被害というのは、そんな気持ちを持っていたところであまり意味が無いからです。

 まずは何よりも「マインド・コントロールとは何なのか?」「被害者はどのようにしてだまされたのか」といった事を知る必要があります

 これは詐欺被害が無くならないのと一緒で、カルトや宗教がどうこうというより、マインド・コントロールの手口は人間誰しもが持ち合わせる「心の隙」を狙った心理的なテクニックが使われているからです

マインド・コントロールに用いられる「6つの原理」

  1. 返報性
  2. コミットメントと一貫性
  3. 社会的証明
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性 

 以上の6つがマインド・コントロールで用いられる心理的テクニックです。

 詳細は省きますので、詳しく知りたい方は「決定版 マインド・コントロール」を読まれるか、検索などして調べてみて下さい。 

 これらは心理学の原理に基づいているので簡単に調べられるでしょう。

 この6つの原理を知っておくだけでもマインド・コントロールの対策となるはずです。

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マインド・コントロールから抜け出せるのか

 マインド・コントロールから解放されるのは非常に困難です。

 病気やケガのように「この薬が効く」といった答えが無いからです。

 マインド・コントロールの被害は「人の心」に強く関係しており、一人一人が違うように抜け出す手段や方法は変わります。

 一番ダメなのは無理解であること。

 マインド・コントロールへの対策と同じで、まずは知ることから始めなければ真の解決は難しいでしょう。

脱会カウンセラー

 「決定版 マインド・コントロール」の後半には『脱マインド・コントロールの手法』という章があります。

 間近で被害者やその家族を見てきた紀藤弁護士だからこそ書ける内容となっており、特に脱会カウンセラーに関する記述は多かったです。

 普通のカウンセラーではマインド・コントロール被害者のカウンセリングが行えないこと、家族となれば余計にそれが出来ないことなど改めてマインド・コントロールから抜け出すことの難しさが分かります。

 しかし、これらの事例を知るだけでも身近な人を救う可能性は上がるはずです。

まとめ

 マインド・コントロールはけっして他人事ではなく、「だまされないぞ」という気持ちがあったとしても意味がありません。

 人の行動を操るには心理学に基づく6つの原理が関係しているからです。

 心が関係している問題なため、マインド・コントロールから抜け出すことは非常に困難かもしれません。

 しかし、被害者家族がマインド・コントロールがどういったものかを知り、理解することが出来れば脱マインド・コントロールの可能性は高まるでしょう。

 そのためにも、「決定版 マインドコントロール」を一読ください。必ず、あなたの役に立つ一冊となるはずです。

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感想

 マインド・コントロールという言葉を知ったのは、僕は漫画「遊戯王」だったと思います(曖昧ですが)。

 なので、どんな意図で使われるかは何となく……感覚として分かっていたつもりでした。

 今回「決定版 マインド・コントロール」を読んだきっかけは、連日メディアで騒がれた「安倍晋三元首相銃撃事件」とそこから発展した「統一教会」問題です。

 統一教会(現在の名称は世界平和統一家庭連合)の名前も知ってはいましたが、新興宗教くらいのイメージしかありませんでした。

 しかし、今回の件でその恐ろしさを知った時、「どうしてマインド・コントロールなんてされるのだろう?」と疑問に思いました。

 「決定版 マインド・コントロール」本文は紀藤 正樹弁護士が読み手に説明してくれているような書き方になっており、弁護士だけあって中立的な文章の印象を持ちました。

 ただ、ある宗教団体の部分に関しては読み手から見てもかなり感情的に思う箇所がありました。

 それが「オウム真理教」と「統一教会」です。

 長年戦い、多くの被害者を見てきたからこその文章だと感じましたし、自分自身この2つの宗教に対する考え方が甘いものだったと痛感しました。

 日本人の宗教に対する教育の足りなさも本書で紀藤弁護士は嘆いています。

 宗教を悪い目で見ろとは言いませんが、この世界には「確実に悪い宗教が存在する」ことも確かな事なのです。

 この記事で少しでもマインド・コントロールやカルト宗教に興味を持ち、「決定版 マインド・コントロール」を読んでみようと思っていただけたら嬉しく思います。

 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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うきっコ

 副業としてブログを始めるものの❝177円❞しか得られていない男。

 「文章を書く」「本を読む」のが好きなのでブログは継続中。

 その他、【週刊少年ジャンプ】【Uber Eats 】【都市伝説】に関する情報を発信しています。

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